はじ。

道の片隅にチラリ、チラリとオオイヌノフグリ。
あぁ。もう春か。と立ち止まる。それから空を見上げ、あぁ。青い。
地上に目線を戻す。人間様は皆、忙しく移動。移動。｢時間銀行｣に貯金中？誰もオオイヌノフグリには気づかない？興味ない？…寂しいな。
歩きスマホと歩き青空観察、ぶつかったらどっちの罪が重いのかな。どっちも変わらないか。なんてことを考えて、邪魔になっちゃいけないと、車や人通りの少ない道に外れる。ハズレる。あぁ。空が、狭い。