彷徨い女の息抜き日記

備忘録。自分の中に浮かんだこと、ポツポツと。Yahoo!ブログ終了に伴い、お引越し。

子どもの頃の世界

体罰のニュースを見て思った。

子どもの頃って、

その状況がおかしいかどうか、

判断するために必要な比較対象が少ないから、

それがおかしな状況であっても、

そういうものか、と思ってたな、

と。

小学校中学年の時の担任。

彼は、羽子板を常備していた。

宿題をやってこなかったり、

忘れ物をしたり、

誰かを泣かしたり、

そんな「悪いこと」をした時、

その児童のお尻や頭をその羽子板で、 

軽く?叩いていた。

「罰」として。

叩かれた児童は、

「ヘヘッ」と照れ臭そうに笑い、

それを見ていたクラスも「アハハッ」と笑う。

そういうもの、だと、思っていた。

クラスって、そういうものだ、と。

「思っていた」という表現すら、正しくないかも。

そこまで意識すらしていなかったか?

その環境に「思わされていた」?無意識に?

よく分からなくなってきたぞ。

で、まぁ、大人になるにつれて、

あれって、おかしかったのでは?

とか、思ったりして。

心理学の勉強をする機会があった時、

(学習理論とか、ABAとか)

ふと、あの担任のことを思い出した。

なぜ、彼は羽子板を手に取ったのだろうか、

と。

どんなエビデンスに則った選択だったのだろうか、

と。

子どもの頃の、

あれは異質な環境だったかも?

的な可能性に気づいても、

当時に戻れる訳でもないし。

どうすることでもないけれど。

気づけて、そのことについて

考える時間が発生している不思議。

この記憶が正しいかどうかも、

定かではないのだけれど。

自分には小学校時代があったのだろうかと、

不思議に思うことがある。

歳、取ったな。

そうすると、同級生とかに会いたくなる。

そして、

こんな時は大抵、

現実逃避したい時なのだ。

……

論文の締め切り1週間切った。

逃げたい…泣

あー、論文、書こ。